私が愛した源さん――
初代「大工の源さん」にまつわるエトセトラ・その2
AC版のインストラクションカードをご覧になった方は、その源さんのりりしさ、かっこよさにすっかり惚れ込んでしまうことと思われます。
え? そんなの犬神だけ? うーん……そうかもしれませんが、犬神の源さんはあの源さんでした。どちらかというとアンダーカバーコップスな世界
の住人のごとき雰囲気。当時はエンディングまで行くことが出来なかったので、当時からカンナちゃんという女の子がいるとは知らず、熱血硬派な
感じなのだろうと思っておりました。
それゆえFC版以降のデフォルメされた源さんに思わず「あれれ?」といった気持ちになったりもしましたが、まあ、それはよしとしましょう。ここでは
悪徳建設業「黒木組」の連中および源さんの活躍について少々触れたいと思います。
騒動ノ一 部乱目町商店街編
これは源さんの住んでいる部乱目町商店街(べらんめちょう・しょうてんがい?)です。既にこの商店街も黒木組の手によって所々工事が行われ、
かろうじてラーメン屋が残っているけれども、どうして残っているかと言うとそこは黒木組の連中がラーメンを食うためにわざと残している……と、まあ
何やら北斗の拳みたいな感じですが、そんな感じで黒木組の作業員たちがトンカチ(?)を振り回して襲いかかってきます。まあこれというのは
木槌を振り回していれば撃退できます。そのあとラーメン屋から出てきて、どんぶりを放り投げてくるようなやつもいます。ご覧になっているのは、黒木組
のグループ企業の作業員で、体から電気を発しながら飛んでくるやつです。
そしてステージの最後まで来ると、ここらへんの現場を取り仕切っている、要するに現場監督がやって来ます。このひとってばなかなか力持ちで、
1袋うん十キロもあるようなセメント袋をポンポン放り投げてきます。こんなの食らったらさすがの源さんもひとたまりもありません。しかしながら一方で、
このセメント袋は木槌を振り回すことによって撃ち返せます。それどころか地面に落ちているセメント袋も連打すれば飛ばすことが出来ます。という
わけでボタンを連打して木槌を振り回していればあっさりK.O.出来ると言うわけですね。
で、次のステージへと行きます。
騒動ノ二 部乱望台土地開発
次にやって来たのは部乱望台(べらぼうだい?)地域で地域住民の反発を力ずくで抑え付け、行政をも力で握りつぶして進められている土地開発
の現場です。ここでは猫車に乗せたブロックを落として来たり、箱に隠れながら花火を爆発させる過激派な人とかが出てきて源さんを襲います。そこ
で源さんもパワーアップ! 源さんアーマーに自分の体ほどもあるような巨大ハンマーで今まさに防御から攻撃に転じようと言う瞬間です。あ、ちなみに
このひとはちょこちょこ出てきて、なぜだか知りませんがミサイルを発射してきますので、撃たれる前に撃退しましょう。
そして先の画面でミサイルを発射してくる作業員を撃退し、後ろにあった梯子を上って上に行き、また下に来たところいきなり目の前の壁が崩れ落ちた!
てやんでい、何だってんだべらぼうめ!? と源さんが見たところ、そこには巨大な鉄球(とげ付き)を突き出してくる黒木組の機動兵器・K-666型が
いた! 源さん、絶体絶命の大ピンチ!……かというと実はそうでもなく、ご覧のように下のキャタピラを破壊しなければ鉄球攻撃はかわせます。あとは
弱点の顔の部分をたたけば壊れてくれます。大きい小さいによって差はありますが、まあ、問題ないでしょう。
夕暮れ時ですが、源さんは港へ向かってひた走ります。どこでどう聞いたのかは知りませんがともかく港で闇取り引きが行われるとあって、曲がった
ことが大嫌いな源さんはその現場を叩き潰すためにひた走ります。ついでにこのコンテンツも、何やら思いも寄らないほど長くなってしまったため、
ページを改めて騒動記の続きを記すことといたしましょう。