ザ・対決! ロックマンVS忍者龍剣伝
Round 1


「さあ、今日もはっきり白黒つけよう!」
 とかなんとか言って始まりそうですが、別にどっちがいいとかなんとかっていうことを語るつもりはございません。というか、私はどっちも好きなんです。 しかもどちらもかなりの高難易度で、はやっていた時代にはまったく先に進めなかったけれども最近やってみたらついにエンディングまで見ることができた、という共通点を有することですし、あえてこういう形式でレヴューをしてみようかなと思います。

 じゃあ、どちらから書こうかな……うん、じゃあ「ロックマン」から。
 ロックマンといえば今に至るまでカプコンの顔としてずっと君臨しつづけてきたお方で、最近は「ロックマンエグゼ」なんて言って、少し違った進化を遂げていらっしゃいますが、それでも旧来からのファンのことも考えた敵キャラとかが出てきますよね。
 まあエグゼだのエックスだのゼロだのというのはよく知りません。私にとって見ればやはりFC版が最高です。しかもその中でも「2」が一番好きなんですが、「1」もなかなか面白かったりしますよね。いやむしろE缶なんて便利なものがない「1」が最高だ、なんていうひともいらっしゃったり。
 後述する「忍者」もそうですが、やはり1作目というのはあんまりプレーヤーのこととかを考慮していないと言うか、なんと言うか……まあ、難しいんですよね。私も以前、期待に胸をときめかせながらプレイし、その難しさに辟易してしまったことがありました。 一部の敵の攻撃力が異様に高く、3発受けたらエネルギーが満タンの状態でも死亡してしまったり。あとダメージを受けて無敵状態の際に針の山に落ちたら、かまわず死んでしまったり。
 細かいことですが、そういうのがちょっと難しく感じました。それにアシスト型のアイテムも少ない(ないわけではない)し。でもさりげなく各ボスに弱点があったり(特定の武器を使うと大ダメージを与えられる)、某「黄色い悪魔」にとある武器をぶつけて、ポーズを連打すると一撃で倒せたり、じつは最後のボスの攻撃に安全地帯があったり。一般に難しい難しいとはいったものの、やればどうにかなるくらいの絶妙な難易度なんですよね。さすがだぜカプコン! でも魔界村はクリアできないぜ!!(情けない)


 そんな具合で気軽に(といってもクリアに1時間くらいかかるが)バシバシと進んでいく系の「ロックマン」に対し、「忍者龍剣伝」の方はアクションの出来もさることながら、やや一般的な論ではありますが、そのヴィジュアルの美麗さに尽きます。これほどまでに「先のステージが見たい」と思ったゲームはありません。
 しかしながら私が小学生のころは、オープニングデモと最初のヴィジュアルしか見られませんでした。例の、主人公リュウ・ハヤブサが謎の女に銃で撃たれ、そうかと思うとよくわからぬ像を持って逃げろと言われたシーンですね。その先を見ることが出来たのは2000年代に入ってからのことでした……。
 で、それはいったん置いといて、アクションについて言及しましょう。
 はっきり言って非常に難しいです。足場にセンサーでもあるのか、敵が出現するポイントに立っていると何度倒しても敵が出てきます。しかも要所要所に 敵がいるもんだから、ジャンプして次の足場に移ろうと思ったら敵の攻撃を喰らい、そのまま奈落へまっさかさま、なんてぇ有様はもはや一度や二度ではありませんでした。しかも一度ダメージを受けると連続して受けてしまうことが多いので、そのまま絶命してしまうこともしばしばです。
 しかもロックマンでは、ボスとの戦いでやられても直前からやり直すことが出来ますが、忍者龍剣伝での一部のボスではやられると思い切り戻されます。何度この時点で挫折して電源を切ってしまったことか……。
 しかしながらじっくり落ち着いて、パターンを覚えて……要はアドリブではなく、頭を使ってゲームをするようにすれば結構進めるから面白いですね。これもまた、よく作りこまれたゲームです。気合入ってるぜ、テクモ! だからビーチバレーとかよりもこういうのをもう一度作ってくれ!
 結局こちらも1時間くらいかけて、ようやっとクリアしました。苦労が多ければ喜びもひとしおってなもんで、やはりこういうのって、自分自身の力でクリアしないと真の感動は得られないんだろうなあ。最近やってみたら最後のひとつ前のボスに勝てなかったけど。
 

 ……とまあ、カップリングだからと言うか、有名なゲームだし、あまりくどくどしくならないよう書いてきました。もっと詳しくレヴューしているところはいっぱいあることですしね。犬神の場合、ただ心によく残る名作について好き勝手なことを語り散らしたに過ぎないですが、まだ続きます……。  

 


他のファミコンゲームについて見る 

それよりもっと戻る 

inserted by FC2 system