我は共に生き、我は共に沈まん――
新・「海底大戦争」論 と攻略メモ
現在から手の届く未来。ある紛争地域において使用された新型局地戦用磁力兵器が引き金となり、地球規模の地殻変動が起こった。世界の3/4が水没、総人口の80%が失われる大惨事となったのである。
海と共に生きることを余儀なくされた人々は、それでもたくましく復興をはじめ、海洋を中心とした生活圏を形成し、新たな歴史を刻み始めたのであった。
混沌たる荒海を守るため、国際海洋警備隊も設立された。
O.C.(海洋暦)93年。突如として世界にミサイルの雨が降り注いだ。
海洋警備隊による調査の結果、再び世界を混沌の渦に巻き込まんと暗躍する悪しき組織「D.A.S」の復活が明らかになった。しかも彼らは、94年前に大惨事を引き起こした磁力兵器「人類掃討システム ユグスキューレ」を発動させてしまったのだ。
そして、南極で新型潜水艇のテスト中であった2人に緊急出動命令が下った。
というわけで、以前この「海底大戦争」というゲームについてのことを書きました。書きましたが、読み返してみるとなんか文章がアレですし(その他のレビューもそうですが……)家庭用移植版をじっくりやりこんで、少し気づいたこととかもあるので、また改めて文章を書こうと思います。
D.A.S(デストロイ・アンド・殺戮)という組織との戦いは空中では「AIR DUEL」ですし、陸上ではかの「アンダーカバーコップス」なわけでして、最終兵器も仕組みはよくわからないですが超強力な大量破壊磁力兵器ですし、ついでに言えば破壊的な難易度もシリーズ通しての伝統のようです。
また、アーケード版ではあまり触れられませんでしたが、この潜水艦の操縦士は1Pが女性(高原麗さん)です。でもって2Pがその旦那で、「アンダーカバーコップス」のザン・高原氏の兄でもある高原仁さんです。どんな人かは家庭用移植版の説明書でもご覧ください。麗さんは綺麗で、仁さんは弟と同じ髭面です。
2.基本攻略
操作は8方向レバーと2ボタンで、左のボタンは水平方向に、右のボタンは垂直方向に攻撃します(確か)。それらはアイテムを取るごとにいろいろとパワーアップし、また性能の違う2〜3種類の武器があるので、それらを選ぶことも出来ます。
水平攻撃用兵器: 赤……魚雷
(まっすぐ進む。速い。連射できる)
青……超音波魚雷
(まっすぐ進む。魚雷の周りに音波が広がり、
敵がそれに触れると吸い込まれるようにして破壊される)
緑……クラッカー
(一定距離で炸裂する)
これらはパワーアップすると赤は連射がさらに効くようになり、青は音波の幅が広がり、緑は炸裂範囲が広がるようになります。
垂直攻撃用兵器: M……UGM-84ハープーンミサイル
(嘘です。「沈黙の艦隊」じゃあるまいし。水中ではまっすぐ真上に
進みます。海面で発射すると誘導弾として敵に突っ込んでいきま
す。ただし時々思い通りに飛んでいってくれないこともありますが、
水中で発射した時に海面に到達するとどっぱーんと派手な水柱が
立ち、とにかく派手で見栄えがします)
A……浮遊機雷/対空機関砲
(名称わからず。水中では風船になってプカプカと浮かんでいき、
一定時間経つか敵艦が接触すると爆発します。また海上では機関
砲を発射します。これもまたある程度の距離で爆発するので、弾幕
を張ることが出来ます。ある程度思い通りに攻撃できるので、こち
らをメインに使っていくことになります)
で、これらがパワーアップすると1度に発射できる弾数が増えて、特にミサイルの場合、
何も考えずに乱射する敵も何もかも見えなくなってしまうくらいドッパンザッパンと水しぶきが飛びます。
で、どの武器を使っていけばいいのか。水平方向に長い敵には超音波魚雷が有効だし、誘導ミサイルは離れたところから
敵を破壊できるし、2面ボスを安全地帯から攻撃できるし(後述)……と、まあ色々ありますが、先に進むためにはAと緑
の組み合わせがよさそうです。あと、もっと大事なことは、とりあえず1段階目でパワーアップは止めておくこと。敵の耐久度を
始めとする難易度が大きく変わります(それまで、せいぜい3面前半ぐらいまでだったのが、突然5面まで進めるように!)。
ゲームの進め方としては、やはり尋常じゃなく緻密で書き込まれたグラフィック、水中なので動きが遅い、潜水艦なので画面の
下半分くらいしか移動できないことがある、敵の攻撃がイジワル、どうやって進んだらいいのかわからないギミック満載……と、
難しい要素には事欠かないものであり、私も当然ながら、せいぜい5面の前半くらいまでがやっとです。
だから1コインクリアなんてことは言いませんが、それでも、少しでも先に進むために「こうしたらいいんじゃないのかな」と
思ったことを少し。
とりあえず、少しずつ進んでいけばいいんじゃないのかなと思うのです。とにかく先へ進みたいのは当然ですが、あまり先へ
先へと進みすぎるとあまりにも多すぎる瓦礫の中に自分も混ざって、いつのまにかやられている……というパターンがしばしば
生じるわけで、なんだかわかんないうちにやられるという人は(私も含めて)進め方がまずいんじゃないかと思うのです。
実際、少しずつ確かめながら進んでいくときちんと先に進めます。
力づくというか、無理やり進もうと思っても進ませてくれないですが、自分でやり方を組んで、ちょっとずつ進んでいく……そういう、R−TYPE系というか、反射神経よりもパターンを
組み立てていくやり方が得意な方ならば、きちんと遊べるゲームだと思います。逆にいうと、そのパターンが組めないと、面白くも
なんとも……ということですが……。
海底大戦争「ちょっといい話」 道中編
その1:
1面に出てくる、でかい爆撃機は実質的に破壊不可能です。爆弾は4つを1セットで落としてきますが、それ以外にも
機関砲を撃ってきますので、あまり水面に顔を出しているとなんだかよくわからないうちにやられます。なので黙って過ぎ去るのを
待ちましょう。
また、2面ではあまり急いでスクロールを進めると2機同時に出てくる場合があります。そうなると攻撃を避けるのは非常に
難しくなるので、1機出てきたらちょっと立ち止まって、やり過ごしてから進むようにしましょう。
その2:
2面の水面と空中敵の間には家々があり、住人の皆々様には申し訳ありませんが正直かなり邪魔になります。しかもこっちの攻撃は
通らないのに敵は本体、ミサイルともに貫通するので、家を破壊しながら敵を破壊しようとすると、これまたいつのまにかやられて
しまいます。そのためきちんと家を破壊し尽くし、それから先に進んでいきましょう。なお水中に出てくるミサイル砲台などは、
クラッカーを使用していくことで、地形の陰に隠れて通常の魚雷では攻撃できないところにいても破壊できるので有効です。
あと、ブルドーザーのようなミサイルランチャーの撃ってくるミサイルは、複数発まとめて撃ってきますが、割とまとまっている
ので、画面の上の方でどこらへんに落ちてくるかを見て判断できれば比較的かわしやすいです。ただ水底についてから火柱が左右に
広まるので、コレを相手にする時は常に水面にいるようにしましょう。あと、ビルの瓦礫には当たり判定がないので、ちょっと申し訳
ないですがお構いなしに破壊し尽くしましょう(笑)。
さらに進んでいくと、電車から貨物(というか爆弾)が落ちてくるところがあります。水底の何かを破壊すればいいのですが、
密着して一気に破壊しようとするよりは、魚雷頼みで画面の左半分くらいを使って、避けること第一に進んでいった方がいいような
気がします。
その3
上へ上へと進んでいきます。ここでも出来るだけ慎重に、ゆっくりと進んでいきたいところですが、下から魔神が迫ってくるので
ある程度急いでいかなければならないのがちょっとつらいところですね。
黄色い歩行メカはある程度の左右移動で破壊していけばいいのですが、問題は紫色のインテリジェント水雷(たった今命名)でして、
これはちょっと硬いし自機が近づけば向こうから近づいてくるし爆発が少し大きめだし……と、嫌なこと尽くしです。そのため出来れば
出来るだけ近づかないようにして、通り過ぎるようにしたいものですが、同時に黄色い歩行メカも降って来るので結局ミサイルを
撃たなければならず……どうすりゃいいんだよ。なんておっしゃる御仁もあろうかと思いますので、ちょっとだけ。
とりあえず画面の端っこの壁をたどりながら進むようにして、その一番左端にあるインテリジェント機雷だけにミサイルや風船機雷を
当てていき、破壊しながら進んでいくと、結構いけます。ただしその時々で敵の場所も変わってくるので、容易ではないのですが、
とりあえず何もないところではどんどん進んでアドバンテージを稼ぎ、そういうところでちょっと立ち止まって慎重に進んでいけば、
まずは「封印の石」(今思いつきました)の場所までたどり着けるんだと思います。
その4
序盤に出てくる黄色い大型魚雷は、こちらがパワーアップしていると脅威の速度ですっ飛んできます。避けるのが非常に困難なので
出来ればあまりパワーアップしないで来るのが望ましいのですが、それでも成り行きで来てしまうことはありますよね。まあ、そういう
時は……「撃たれる前は大きく動いて軸をずらし、撃たれたら小さく動いてかわす」のが、攻略といえば攻略でしょうか。
画面の最上部と最下部は割と安全で、中間に逃げ場がない時にとりあえずレバー下げ(上げ)っぱなしにしておくと、案外すり抜け
られることが多いようです。ただしその地点にいるときに発射されたらもうどうしようもないので、そうなる前にいったん浮上し、
また一番下に……というのを繰り返せばどうやら、結構いけるようです。
中型潜水艦は、クラッカーがあれば楽勝ですが、たとえば前面のボスでやられてノーマル魚雷になってたりすると、正面からの
撃ち合いでほぼ確実に負けます。ところがこの潜水艦は下部が妙にもろく、垂直魚雷で3〜4発撃ちこむとあっさり破壊できます。
無理にすべて破壊することもないでしょうが、覚えておくとかなり戦いが楽になるのではないでしょうか。
そして中盤にあるのが、当ゲーム最大最悪のギミック、通称「巨大ミサイル横町」(と呼ぶことにしました)です。
このミサイルのそれぞれの幅は自機の幅よりも狭く、普通の弾幕シューティングみたいに当たり判定は中心の1ドットなんて
たわけたことをおっしゃる御仁は、即座に爆砕し海の藻屑となります。じゃあどうすりゃいいんだよ。まあ、まあ。当時ゲーメストを
読んでおられた方ならともかく、私のようにそうでもなかった人はまったく攻略の糸口さえ見えなかったものですが、今日、たまたま
それが見えました。
何も考えないでボンボン魚雷をミサイルに撃ち込んでいくと、何やら小さいロケットが進行方向に、また逆方向に噴き出して、
そうすると微妙にミサイルの速度が変わっているようなんですね。何だろう、これ。
――そう、実はこのミサイルは上を撃つと速くなり、上を撃つと遅くなるんです。……ん?
あ、いや、上を撃つと遅くなり、下を撃つと速くなるんです。
そうすると、どうなるかというと、隣のミサイルと若干の速度差が生まれ、上手にすり抜けられるようになるんですね。なるほど、
こうすればよかったのか! とはいえ、私もまだ「そうなる」ということを見つけただけであって、そこから一歩進んで「どの
タイミングでどれくらい撃ち込めばいいのか」というのはちょっとわかりません。
けれど、まあ時間制限はあってないようなものですから、もしも通れなければじっくり見つめながら撃っていけばいいのではない
でしょうか。――そして反対に通れるとなれば、一瞬も立ち止まることなくレバー右に倒しっぱなしで一気に通り抜けてしまった方が
いいようです。なおその時も一応、攻撃ボタンを乱打しておけば、たまたま当たった弾がうまく速度を遅くさせてくれることで、より
生存率がアップするようですからね。
その5
上から降ってくる溶岩は当たるとやられますが、下から沸き上がる塊は触れてもやられません。ただ当たり判定はある(押し上げ
られる)ので、トレジャーボール(100個集めると1UP。ちなみに大きいのは小さいの5個分)を取らなければレバー入れっぱ
なしで先に進んでいけます。
その次の火山弾地帯は、これまた先のミサイル横町と並んで相当ツライ場面です。はっきり言ってこの火山弾は、自機のスピード
からしてみれば到底「見てから回避できる」レベルではなく、そのためある程度パターンを決めて進んでいかなければなりません。
一応、火山弾が飛び出す予兆を見てから、地形を利用して隠れ、落ち着いたらちょっと進んで……といった我慢のプレイが必要に
なってくるところです。しかしながら安全地帯が(たぶんあるんでしょうが)なく、「まあ大体いいけどたまに飛んでくる」ぐらいの
6割気休め地帯でしかないため、とりあえず右の壁に触りながら降りていき、垂直方向の攻撃ボタンを連打して、飛んでくる火山弾を
破壊できるようにすることが必須になります。
そしてそれでもなお、やられてしまうことがしばしばですが、少なくとも無理をして一気に通り抜けようとするよりは確実に生存性が
高まるのは確実です。
そのあと出てくる「ダライアス」のごとき生き物は、まあ物理的な丸まり半径のこともあり、逃げ回りながら、時々内側に
入り込んで乱射することで撃滅できます。完全に内側に入り込んでもいいのかもしれませんが、なんか当たり判定が大きいから
やられそうで、あまり推奨はしません。なので私のやり方としては、極力回り込まれないように大きく逃げながら倒しています。
むしろ悲鳴? とか、出血しながら迫ってくる敵に気持ち負けしないようにがんばってください(笑)。
さらに進むと、なにやら光弾を撃ってくる敵が出てきます。ここはどうやらじっと待っていると永遠に出続けるので、ある程度
強行突破を試みなければなりません。実はここはすべての敵が同じタイミングで、一定間隔を置いて発射してくるので、集中力で
チョコチョコ避けていけば割とどうにかなります。
もちろん、一回に撃ってくる弾数が少なければそれだけ避けやすいので、出来るだけ破壊することが望ましいのですが、(この
ゲーム全般に言えることですが)深追いするとかなりの高確率で返り討ちに遭うので、そのあたりのさじ加減はその人のスキル見合い
なので一概には言えませんが、うーん……まあ、心がけ程度にね。あとは何度かやりながらってことで。
その6:
動ける範囲が狭いし、その狭いところに敵の砲台やら黄色い歩行メカやらが大量に出てくる、史上まれに見る圧倒的な物量作戦で
押してきます。正直それだけで気圧されそうですが、それでもじっくりと腰を落ち着けていけば、まあ、うーん……3〜4機は少ない
被害で少しずつ進めると思います。……弱気ですみません。
(一応、ここはもう少し書き込む予定ですが、とりあえず少々お待ちください)
海底大戦争「ちょっといい話」 大型キャラ編
STAGE1:「深海―マルチプライ」ケーブマン級攻撃潜水艇 「アーゴック」
とりあえず魚雷は見てからでもかわせますが、撃つ前に一瞬動きを止めるので、大きく避けます。絶え間なく魚雷を撃ち込んでいれば
せいぜい1回くらいで次の段階に移ると思います。
第2段階になると、突然海流が起こり、押し流されながらの戦いになります。ここでの敵の最大の攻撃はやはり2本のイカリであり、
結構長いチェーンがついてかなり伸びてきます。一応、画面の一番後ろにいればほぼ安全なのですが、「ほぼ」というのは、まれに
先っぽに触れてやられてしまうことがあるからです。なので一応、画面の一番端にいながら、先端の揺れにあわせて少し上下させると
より安全性が増すと思われます。
そのあと、イカリを引っ込めて魚雷を打ち出してきますが、これは海流に押し流されてどっかに行くのであまり問題ないです。自分で
撃っておいて自分の意志とは別に自分の方に帰っていくという、世にも珍しい攻撃です。だからといってもちろん真正面にいれば
ぶつかって海の藻屑となり、魚雷とともに押し流されてしまうので一応避けます。
さらにそのあと、今度はイカリを4本、それぞれ天井と床に突き刺し、ふんばってきます。海流の勢いも手伝って超高速で敵の本体が
突っ込んでくるので、見てから回避することは100パーセント不可能です。なので魚雷が押し流されるころにはもう画面最後部にいれば
いいと思います。
そのあと、やっぱり海流には逆らえず、流されながらまたイカリを伸ばしてきます。4本になりますが、基本的にはかわし方は
同じです。とにかく目で見て、こっちに逃げたいと思ったら逃げればいつのまにか爆沈するので、せいぜいやられても一隻くらいにで
済むと思います。もちろん、一隻もやられずに進むことが理想です。おすすめはクラッカー。端っこにいると当たるかどうか不安な
感じもしますが、当たりますし、他の武器より攻撃力もあるので速く撃沈できます。
とにかく時間をかけて安全に行きたい、ということであれば、画面の左下にいればまずイカリは届かないので、イカリを出している間は
左下に隠れ、そのあと魚雷を撃つというやり方でもいいかと思われます。
その2 「チリハマ」自動工作機械マスターデバイス「マンリキ」
4つ取り付けられたレーザー砲は破壊してもすぐに取り付けられますが、お構いなしに破壊し続けることで割かし安全に攻撃することが
できます。横着パターンとしては、ハープーンを装備して画面の両端(どちらでも可)でひたすら撃ち続けるとレーザーが届く前に砲塔を
破壊して、新しい砲塔が取り付けられる前にミサイルで本体にダメージを与えられるので、かなり楽勝気味になります。
ただし、これは通常(「画面の内側から外側にレーザーを撃つ」パターン)であればいいのですが、たまに画面の端っこからレーザーを
撃たれる場合があります。なのでいくら楽勝だからといって、ずっと端っこにいるままだと突然自機が爆砕する可能性があるので、一応、
時々は潜水して逃げながらやると安全かもしれません。
で、ここでやられたりここの前でやられたり風船爆弾を装備してきた場合どうすればいいのかといえば、確定ではないのですが、
とりあえずミサイルの時とは反対に中央よりの砲塔を破壊すればいいような気がします。一応レーザーは水面だけでなく水底まで時々届く
ので、ある程度逃げ回りながらということになりますが、当然破壊すればその部分は安全なので、その間にバリバリ撃ち込めば天井から
落ちてきて、第2段階に進むことが出来ます。
第2段階は、「こんなこともあろうかと」用意された秘密兵器・パイルバンカーとばら撒き型の爆雷で攻撃してきます。
意外と難しいようにみえるこのパイルバンカー攻撃ですが、実は完全なパターンで動いています。どんな。つまりゴゴゴッと一瞬揺れた
あとに3回、左右に移動しながらドリルを突き出してきます。そのドリル突き出し中に潜り抜けることは困難なのですが、それ以外の時に
広い方に逃げれば、まずドリルには当たりません。
そして実は、ボスの形自体が大まかに言えば逆三角形をしていて、その頂点にドリルがあるので、実は画面の端っこにいれば
ドリルには当たらないっぽいんです。なので極端に動かず、上から降ってくる爆雷にのみ注意して(これも垂直攻撃ボタン乱射でどうにかなりますが)、
ボンボコ攻撃していれば比較的容易にクリアできるのではないでしょうか。
その3 「古の海神」防人(さきもり)サブヒューマン「荘厳」
ステージ開始からずっとずっと追いかけてくるこの人型の何かは、ある程度画面のスクロールが止まるまではひたすら逃げます。そして画面のスクロールが止まった
ところで、これまでどおりせっせと垂直攻撃を繰り出していくと、上から何か光り輝くブロックが降ってきます。これこそ神秘の金属オリハルコン? なのかどうかは
ともかく、下から迫る海神様を鎮(沈)める最大の強力武器になります。とにかく撃ちまくればずんずん無限に落ちてくるので、一生懸命どうぞ。
ただ、闇雲に撃ちまくると逃げ場を失い、海神様より先に自分が沈められてしまう上、きちんと頭部にぶつけてやらなければならないため、基本的には画面中央の2列
のみ移動しながら攻撃し、時々緊急避難で画面の右端、左端に移動すれば割と安全に進められると思います。
4〜6発もブロックをぶつけると、突然海神様がR-TYPE的な変貌を遂げます。今風に言えばキン肉マン2世でオプティカルファイバー・クロスボンバーを食らった
超人のように顔面崩壊します。こうなってくると海神様も急激に攻撃が積極的になり、画面下から突き上げアッパーを食らわしたり小さいホーミング眼球を飛ばしてきたり
と、いきなり難易度がアップしますが、その一方でこの状態だと爆雷でもダメージを与えられるので、いかに手早く撃破出来るかが勝負だと思います。
突き上げアッパーは、目に見えて余裕でわかるくらい予備動作があるので、見えていれば避けられない攻撃ではありません。また、ホーミング眼球も自機よりスピードが
遅く、こちらの攻撃で破壊できるので、そのあたりは問題ないのではないでしょうか。
じゃあ簡単じゃねえか、というとそうでもなく、どうしてかといえば、それらの攻撃プラスこちらからのブロック攻撃がすべて同時に行われるため、それぞれに意識を
振って正確に操作しなければならず、たいてい「ブロックを避けていたら眼球に自分から突っ込んでしまった」とか「ブロックを避けて眼球に気がいっていたために、
突き上げアッパーに気づくのに遅れて撃沈」とか、そういうことでやられることがしばしばあろうかと思います。
結構、ここがひとつのカベになるのかもしれませんが、他のアイレムのゲームと同じように、慣れればどうにかなるところだと思います。私はR-TYPEなんかは一向に
慣れられないしイメージファイトの実戦ステージ1がいまだにどうにもならないのですが、これはそんな私でもどうにかなったのですから、焦らず淡々とこなしていけば
いいのかもしれません。
さっき、いかに手早く撃破出来るかが勝負だ、なんて言っていたじゃねえか、とおっしゃる向きもあろうかと思いますが、とりあえず冷静に攻略できるようになったら、
リスクを軽減させるために……ということですよ。正確に、すばやく倒せれば、集中力も切れずに倒せるでしょうしね。
その4 「亀・青/亀・赤」
SICBMコントロールユニット「トランペットシリーズ ガニア&ヴォーグ」
野球場(だったところ)で決戦です。かろうじて生き残った照明がまぶしいですね。
基本的な攻撃は、こちらとよく似ておりまして、ホーミング性能もある魚雷やら垂直ミサイルやらを地味に撃ってきます。そしてもっとも特徴的なのは、
船首に取り付けられた巨大なスクリューであり、これをゴゴゴと動かすと局地的にものすごい渦潮が発生します。一応、巻き込まれても即座にやられるわけでは
ないのですが、かなりの高確率でやられる可能性があるので、出来れば巻き込まれないよう、相手の動きに合わせてぐるりと回っていく必要があります。
で、具体的にどうすればいいか。まずはある程度のパワーアップがあるか、連射装置がついていればよりいいのですが、赤い方を集中攻撃で一気に撃破します。
ものすごい勢いで撃ち込めばおそらく攻撃を受ける前に破壊することが出来るんじゃないかと思います。
そしてそのあとは、後ろを追いかけるようにして青い方を撃沈します。どちらかというと体当たりで押しつぶされそうな印象ですが、実は左上がきわどく安全地帯
になっているようで、危なくなったらそこに逃げ込めば体当たりは回避できます。
一応、魚雷には気をつけますが、そうでなければそれほど苦にならない相手のような
印象がありますが、パワーアップしすぎると、もしかすると何かパターンが変わってくるかもしれません。
その5 「三つ首ドラゴン」岩石宮の主 地獄の3条 「J3」(ジェイ・キューブ)
神秘系ボスその2……。熱いっす。
画面のスクロールが止まったかと思えば、いきなり奥の穴からグワーッと出てくる、ど迫力の3頭ドラゴン。見た目だけではなくて実際に強烈な炎を吐きかけてきて、
しかも画面の上下にある火山からは岩がボンボン飛んでくることとあいまって、まず雰囲気で気圧される感があります。
しかしながら度重なるプレイを繰り返していくと、例によって一定のパターンに従って攻撃が仕掛けられているのが見えてくるわけでして、パターンが見えれば
ある程度こちらもパターンが組めるものでして、いわば北斗琉拳があまりにも完成されすぎた拳法であるため受け身の技術も完成されたのと同じ理論でして、
要するにお前はすでに死んでいるということになります。
まず、例によって画面の左上が安全地帯になります。ココにいれば火山弾も炎も当たらないのですが、ノーマル魚雷だとこちらからも 攻撃が当たらないので、
時々顔を出してリスクを背負って撃ち込むことになります。
ここで凝視するのは上の段の火山です。ここでは予兆のあと、「真ん中の穴から火山弾2個→左右端の穴から火山弾2個」というパターンを3度繰り返し、そのあと
ドラゴンが炎を吐きかけてきます。で、この火山とドラゴンの炎の間に若干のタイムラグがあるので、そこが唯一のチャンスだとばかりに魚雷を叩き込みます。そして
炎が吐かれ始めたら急いで安全地帯に退避する……。
これを繰り返していると、時間こそやたらかかるものの、安全で確実にドラゴンを倒すことが出来ます。まあ、
炎のワインダーをうまく避けながら撃ち込めばもっと早く撃破出来るかもしれませんが、あまりオススメしません。
その6 人類掃討装置「ユグスキューレ」
ココのボスは、姿を見るよりも早く名前を知ったので、仮名はありません。潜水艦なんだか単純にでかいミサイルなんだかわかりませんが、とにかくこれがおそらく
94年前に世界の大半を水没させた超磁力爆弾であり、これを小型化して空から投下するタイプが「クレイボーン爆弾」です。船首(弾頭?)には型番とメッセージ
(Never Say Die Still...あとはわかりません)が記されています。いずれにしても再び動き出したこれをなんとしても止めなければなりません。
とりあえず最初は後ろから追いかけられるので、巨大戦艦よろしく上下を通って回り込みます。その際くぼみをうまく利用して押しつぶされないようにするわけですが、
そのくぼみからは細かい水雷をばらまくため、タイミングが悪いとくぼみに逃げても水雷に接触してやられます。なので、一回くぼみを利用して圧迫をやり過ごし、
進めるようになったらどんどん進んでいった方がいいようです。
後ろに回りこむと、まずは小型潜水艦のラッシュがやってきます。これはたまに撃ち負ける可能性もあるので、適度に動きながら潜水艦を撃沈し、発射口も叩きます。
まあ、ある程度じっくり取り組むつもりで腰を落ち着けてやれば、難しくはないと思います。
次は細かい、破壊不可能な機雷を細かくばら撒いてきます。これはまあ、今日びの弾幕系シューティングの要領でかわしていけば良いのですが、当たり判定がほぼ
見た目通りの時代のゲームですので、細かく避けていくとやられます。ものすごい勢いで矛盾したことを話しているようですが、言い換えれば弾幕をうまく見切って、
見切っていくと割と広いところがあるので、そこを縫うようにかわしていけばOKです。
ただ、敵の攻撃はこちらの魚雷を通さないので、なかなかこちらの攻撃が相手に届かず、そのために長期化することがしばしばです。R-TYPEではありませんが、どちら
かというと集中力を切らさないように自分との戦いになるかもしれません。
で、やっとのことでそれを破壊すると、今度は見慣れた(二度と見たくないほど?)巨大ミサイルが高速ですっ飛んできます。もちろん減速させることなどは不可能
であって、射出されて少し狙いをつけ、加速してきます。見てからかわすことは不可能です。
じゃあどうすればいいのか。一応、大きくかわすことで何とかなります。画面の上下端にいれば、ギリギリのところでかわせるのですが、ただ相手も上下に揺れながら
適当なタイミングで? ミサイルを発射してくるので、相手が半分より上にいるときにミサイルを発射されるとかわせない可能性もあります。なので時々、ミサイルの
正面を横切るリスクを背負う必要があります。当然、逃げ遅れたりタイミングが外れたりすればミサイルを正面から食らうことになります。
結局ここはあまり安定していません。完璧なパターンを組むにはまだ相当なやりこみが必要な感がありますが、とりあえず今のところは、こうやっていけば45機やられる
ところが39機ぐらいで済むんじゃないでしょうかと(超弱気……)。
そのあと、再び破壊不可能な水雷をかいくぐっていくと、ようやく本体に攻撃を与えることが出来ます。ココでの攻撃は超高速多方向弾と「行って来い魚雷」です。
後ろから追いかける時に発射されるこの超高速多方向弾は、PS版、あるいはある程度のスキルのある人ならどうにかかわせると思います(彩京系の高速弾が好きな人
ならなおさら)。ここまで来たらひたすら一生懸命にかわしてください。
また前側に回り込んだ時は、正面から魚雷を発射してきます。この魚雷は自機の少し前で抵抗を
つけて逆方向に戻ってきます。まあ、これについては破壊可能なこともありますし、たまに下方向にばら撒く爆雷が本体に当たる可能性もあるので、避け半分攻撃半分
位の気持ちで撃ちまくりましょう。
たぶん、大変な時間がかかると思いますが、パターンはそれくらいです。サーキットでの全開走行、息を止めて走る100m走が最近のゲームのボスだとすれば、
こちらのボスは公道でのバトル(峠じゃなく首都高)はマラソン、一瞬だけ300キロ出すのではなく280キロで1分間タレない平本サンのGT-Rのようなこころ構えで挑まないと
つらいものがあります。
これが今のところの、私のメモ帳です。役に立つか立たないかといえば……うーん……直接的に役に立つかといえば、自信はありません。RPGと違って、コマンド通りに
やれば誰でも出来る、というものではないですし、何より不完全で、中途半端な部分だらけです。
けれどこれがきっと、もっといい攻略の手がかりになると私は信じています。もしもこれをご覧になった時、それまでどうしていいか全然わからないものが、少しでも
わかってくれたら……それで、このコンテンツの役割は十分に果たされたと私は考えます。そしてもっといい攻略があったら私に教えてくださいお願い。
海底大戦争「ちょっといい話」 番外編
ただいま作り中……。
ほかのアーケードゲームを見る
最初のところに戻る