純和風殺陣スクロールSTG
 「電忍アレスタ」再評価論
(と言うかいつも通りの放言)

 

 第1部:序論、および戦場と名のある武将の紹介

 

   突然ですが、最近はコーエーの「戦国無双」の影響で、戦国ブームが来ていると思われます。いや、ひょっとするとそれは犬神だけかも知りませんが、その都度「このゲームについてのことを書きたいなー」と思ったらそれを書くようにしているので、今日はこの「電忍アレスタ」について、言いたいことだけ言って隅っこにおいておこうかなと思った次第です。好機来たれりですね。
 あと、ネットでいろいろ見ているとなんかこの「電忍」については妙に批判的な意見が多くて、なんだか「どんなもんかね」と思い、書きたくなったというのもありました。誰も書かないのなら、じゃあ犬神が書いてやれ、ってことで。そんな気持ちもありました。

 1992年、「コンパイル10周年記念作品」という触れ込みで、わざわざメガCDというハードで世に出たこの「電忍アレスタ」は、それまでのアレスタとは一線を画す……というかもう完全にそれまでのやつの面影なんてどこにも見当たらない、タイトルどおりの出来合いとなっております(ちなみにアレはキャッチコピーのそのままです)。

 詳しい、というか説明書に書いてあるような事柄はこちらの方のHPにて丁寧に書いているので譲ることといたしまして、いつもならばワイゼンという姓を持つ一族の人々と「ダイア51」とかいうコンピュータとの戦いなのに(さらに言えば、MSX版とSFC版以外は全部女の子なのに)、こたびの戦は忍びの者が出てくるようでござるよニンニン。
 しかも一連のシリーズでは、「アレスタ」というのはどうあれ飛行機なはずですが、これはロボット……いや「電忍」です。主武装はまっすぐ飛ぶクナイのメインショット、および前方にふわふわと浮かぶ、「ゼビウス」で言うところのシオナイトみたいなオプションである「太狼丸」と「次狼丸」(一応弾は防ぎますが、真正面が開いているので、信頼しすぎると危険)です。
 またこれ以外にも時間でやってくるアイテムキャリア(このあたりは伝統ですね)によってもたらされる4つの特殊兵器――「雷閃波」 「爆龍鳳仙花」 「飛影滅風陣」 「風車手裏剣」 ――が使用可能になります。最初のやつは普通に極太レーザーを発射するのでたぶん使い勝手はかなりいいです。あとの3つはそれぞれクセがあるので好みが分かれるかと思いますが、使いこなすとなかなか強力ではないでしょうか。
 
 ステージは……全部でいくつだったかな。なんか11くらいあったような気がします。覚えている限り、順を追って紹介いたしましょう。

 ステージ1……白牙の里 (多分尾張の国にあると思うけど詳しくは知りません)
 ステージ2……桶狭間 (柴田勝家の救援要請を受けて、今川義元を討つべく出陣します)
 ステージ3……越後山中 (雪崩に気をつけつつ、山間を縫って走る装甲列車を襲います。その先に待っているのは越後の虎こと上杉謙信です)
 ステージ4……越後金山 (本当に金山があったのかどうか知りませんが、ともあれ金山です。狭いですが壁に当たってもミスにはなりません)
 ステージ5……美濃上空 (武田信玄が5年間かけて作り上げた超巨大浮遊戦艦をバキバキに壊すステージです。最後に出てくる信玄公は、このゲームでもかなり強い部類に入ります)
 ステージ6……瀬戸内海 (いきなり地面が左右から迫ってくるよくわからないところです。ボスの長宗我部元親は、真後ろで雷閃波を撃つと何もせずとも破壊できます)
 ステージ7……阿蘇山麓 (アツイゼアツイゼアツクテシヌゼェーというのは、溶岩がどろどろ流れる火山だからです。ここには島津貴久が預かる巨大プラントがあります)
 ステージ8……施設内部 (マダマダアツイゼ、アツクテシヌゼェーってなもので、どうやらここは溶岩をエネルギーとして何かをする施設なようです)
 
 ……実際にはこの後さらにもう少し続きがありますが、その部分は次へ譲ることとしましょう。次は影狼の兄弟子にあたる鉄(くろがね)と、ゲームをかなり進めないと見られないヒロイン・冴刃について。

 つづく


ほかのゲームを見る

最初のところに戻る




 




inserted by FC2 system