私と超高火力宇宙戦闘爆撃機――
『バイパーフェイズワン』論(NEWバージョン準拠)


 本作が発売されたのは1995年。……一応、街中のゲーセンでも稼動していたような気がするのですが、当時何をやっていたのかと言えば、主にセガサターンだったような気がします。そして100円玉を握り締めてプレイするのは、近くの駄菓子屋とかにあるネオジオでした。要するに、それほどリアルタイムの思い出が無いゲームなんです。

 しかもどういうわけか、家庭用ゲーム機やパソコンへの移植は一切ありません。だとすればエミュレータでプレイするしかないでしょうが、SPIなる独自システムを使用しているため、なかなか再現することができませんでした。

 そういうわけで私の中ではゲーメストの記事やシューターさまの攻略記事を読んで内容を想像するくらいしかできなかったのですが、このたび盛岡市内にあるゲーセンでプレイする機会を得ました。まあそれもエミュレータだったんですけどね。その名もザ・ゲーメストという。

 エミュレータだったらわざわざゲーセンでやらなくても……と思わなくもないのですが、まあいいでしょう。形式はどうあれ、一応アーケードゲームとしてプレイしました。そして予想通り激しいゲーム内容に心躍らされ、久々に爽快感のあるシューティングをやったな! という風に思ったので、少し触れてみたいと思います。なお、以降の文章はすべてNEWバージョン前提で書きます。



 宇宙暦2050年――

 広大な宇宙に、人類が第2の地球を求めて、大規模な宇宙移 民計画を発動させてから既に2000年以上の歳月が流れようとし ていた。

 人々は、それぞれの星系で独自の文化や科学を発展させてい ったが、同時に、次第に増大する欲望は止まることを知らず、 いつしか星系間での大規模な戦争が引き起こされていった。

 そして、地球も今やその例外ではなかった。地球の科学力を 凌駕する圧倒的な力を持った他星系からの反乱軍が、地球軌道 上に巨大な宇宙空母を接近させて、地球人類に対して無条件降 伏を要求してきたのである。

 残された時間は少ない、窮地に陥った地球防衛軍は最後の作 戦を発動した。

〔第一級作戦指令〕

 ”敵宇宙空母に進入、敵本体のデータを収集せよ”

 ”敵が開発中の新型戦闘機を奪取し、敵空母を破壊せよ”

 なお、この任務に地球側が関わった事実は一切ないものとす る。

 こうして、作戦指令コードS1 コードネーム「VIPER PHASE1」は発動された。



 というわけで、物語的には映画『ファイヤーフォックス』のような感じでゲームが始まります。いきなり味方の戦闘機が自分たちに向けてバリバリと弾を撃ってくるのですから、さぞかし1面の人たちは大慌てでしょう(よく見ると、一回ずっこけて慌てて逃げ出す作業員たちの動きが見える)。

 操作は8方向レバー2ボタン。すなわちショットとボンバーです。連射装置が標準装備されているので、基本的にはボタン押しっぱなしでOKです。

 メインショットはまっすぐにしか発射されません。パワーアップアイテムをとってもあまり幅は広がらないし、そこまで強力と言うわけでもありません。やはり本作最大のウリはサブショットにあります。

 サブショットは一応4種類あります。うち2つは『雷電』や一般的なシューティングゲームでよく見る幅広扇状ショットと幅狭直進レーザーです。そしてもう2つは『ミサイル』と『ナパーム』……これは「ライデンファイターズ」にゲスト出演したときに装備していたものなので、どんな感じの武器なのかは、皆様も良くご存知のことと思います。

 一応、幅広くゆっくりばら撒くミサイルと、まっすぐ高速で打ち出すナパームという特徴はありますが、どちらにしても、ひとつひとつの火力がとても高くて、ビジュアル的にもド派手です。往年の『ミサイルコマンド』のように爆風でちょっとしたバリアを展開することができるので、意外とザコラッシュでも使えるし、もちろん耐久力の高い敵には大きなダメージを与えられるし。色々と使い勝手があるのでしょうが、私は主にこの2種、特にミサイルを愛用しています。


 敵の攻撃は基本的に青白い丸弾ですね。割と小さ目の丸弾をバラバラッと撒く感じで、ひねくれたカーブを描くようなことはありません。ただそれなりに小さく細かくばら撒いてくるので、あんまり厳しい回避行動をとろうとするとミスしてしまうことが多いような気がします。ボンバーも少々タイムラグがあるし、どちらかというと力ずくで一気に押しつぶすやり方がいいのかな。どの武器にしても、接近して集中的に打ち込めばとんでもない破壊力になるだろうし。




 あと1点 もうあと1点・・
 いつもそれだけを考えていた
 それ以上のコトなんて何もないと思っていた


 本作は、スタンダードで真正面からの撃ち合いを想定した『雷電』に対し、トリッキーな動きをする敵をいかに破壊し得点を稼ぐかを目的として製作されたSTGであると言います。そういう意味では初期バージョンの、「超高火力である代わりに弾数制限のあるサブウエポン」というシステムが、より本来の形に近いのかもしれません。私のように「ボカボカド派手な攻撃で敵をせん滅するぜイエイ」というような輩は「とっとと帰れボケが」といわれるかもしれません。

 とはいえ、それはある一定以上のレベルに達した識者(=ゲーマーとかシューターとかハイローラーとか呼ばれる、STGが超絶うまい人たち)の意見であり、私のように時々フラッとゲーセンに立ち寄りわざわざ100円玉を投じカチャカチャと遊ぶ一般ゲーマーには理解しがたい領域です。私もこういう時代になり、ネット上で色々な解説を読み、「そういうことだったのか!」と感じたから言っているのであって、やはりNEW VERSIONの方を支持します。

 それに、色々と間口を広げたとはいえ、やはり得点稼ぎについては相当なやり込みが必要です。基本的に敵はすべて破壊、得点アイテムをくれるキャリアはいったん画面の中ほどまで下りてきて、上に戻る時に破壊すると得点アイテムの量が2倍になる…などなど。何も考えずにバキバキ撃っているようでは、高得点はとても望めません。まあ初心者から上級者まで遊び方はそれぞれ、という意味ではよいことだと思いますが。  



 さて本作については、見た目の派手さは印象に残っているものの、どちらかというと「ライデンファイターズ」にゲスト出演した時に操作する機会が多かったので、あまり書くことがありません。ただ、それでも一度はちゃんとプレイすることができたので、その感想をもって数か月ぶりの更新とさせていただきます。こうしないと、また広告が出ちゃいますからね。

 


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