アンダーカバーコップス攻略
      街を掃除した軌跡  PLUS


  

  『アンダーカバーコップス』は、はっきり言ってメチャ難しいゲームです。プレイに要する時間もかなりのもので、おい それとクリアするわけにはいかないゲームであると思います。だからこそ、ひょっとしたらかつての犬神と同じように、挫 折して悔し涙を流していらっしゃる方がいるかもしれない……ふとそんなことを思いつき、

  「誰も作らないのなら、おれが作ってやるぜ!」

 ……などとかっこつけたつもりはございませんし、「ノーミスで攻略!」とか「1コインクリアーのやり方」などという大し たものではありません。それどころかクレジット、残り人数を最大にしてようやく勝てたって言う程度のものでした(つまり スーファミ版をクリアしたんですよ、私は)。

  だけどわからないよりはわかった方がいいこと、「知らないよりは知っている方が、やられる人数が最大5人くらい減少する」と言った程度の「アドバイス」ページとして、このようなテキストを書くこ とにいたしました。もしも「攻略」サイトを御探しで、このサイトに引っかかってしまった方は、ひとまずご覧下さい。

 ってことで、ひっそりとやっているつもりだったんですが、いつのまにかgoogleで「アンダーカバーコップス 攻略」って打ち込むと 一番目に来ると言うとんでもない事態になっていたため、書いてから大分経ったこともあり、もっと確かなことを書かなきゃ申し訳ないな と思ったわけでして、そういうわけだから、少し見直しながら修正しました。

 とはいえ、相変わらずコンティニュー前提・設定でプレイヤー人数最大という、理論上できる限りのアドバンテージを 取った上でのヘボ攻略ですが、「ここどうすればいいの?」ということに、少しでもヒントになればと思うので、まじめに書きます。

 1.誰を使えばいいの?(プレイヤーキャラ紹介)

 2.こいつどうやって倒せばいいの? #1 (雑魚キャラ)

 3.こいつどうやって倒せばいいの? #2 (ボスキャラ)

 4.コラム:彼女のお尻は軽くない

 
 
1.を使えばいいの?(プレイヤーキャラ紹介)


  このゲームは3人の中からプレイヤーキャラを選ぶことが出来ます。それぞれカラテチャンプ(髭面、『餓狼伝』でい う藤巻十三みたいな人)、元フットボールプレーヤー(熱くて重い人、色んな意味で)、元ビジランテ(綺麗、だけどお尻は 軽くない)ですね。そしてこの手のゲームでの御決まりにのっとり、「パワー型」「スピード型」「バランス型」と特徴付けら れているわけですが、もしお嫌いでなくて、「とにかくクリアを目指したい!」という方はバランス型のザン・高原氏をお使いになることをおすすめします。理由は犬神が一番最初にクリアしたから……というのもあることはあるのですが、 あ、いや、厳密に言うとクリアできたから、というべきでしょうか。

  なんといってもパワー重視の人で行けば相手に近付く(または逃げる)ことがかなわずになぶり殺しに合うことが一 度や二度ではなかったし、スピード重視の人で行けば今度はバシバシと手数は多いけれど背後から色々な攻撃を食ら って結局先に進みにくいということがありましたので、やはり最初はザン・高原氏でいきましょう。そういうわけで、ここか ら先の「軌跡」も、ザン・高原氏で進んだものとなりますが、いずれ全員でクリアしますのでそれまで少々お待ち下さい。

  追記2007年3月:こんなことを書いていますが、一方でマット・ゲーブルズもかなり使いやすいです。というのはこの  人の場合、ダッシュ(向いている方向にレバーを2回)の性能が違います。どう。他の二人はステップなのである程度短めの距離と なるのですが、マットの場合は画面の端っこまでずっと走っていくので、足の遅さをそれで十分カバーできます。またダッシュ中に 攻撃ボタンを押すとそれぞれの人間がそれぞれのダッシュ攻撃を繰り出すのですが、マットの場合は自分のタイミングでこれを出す ことが出来るので、離れたところから一気に近づいて攻撃できます。特に2面のボスは、後述しますが、ほぼノーダメージで倒せます ので、結構おすすめです。

 あと、ローザ・フェルモンドはどうかというと、犬神的にはちょっとつらいかな。スピードが速いのはいいのですが、その代わりに 当然ながらパワーがなく、しかも他の男たちと違い査定が高くなる技がつかみからしか出来ないため、スピードを生かしてつかみ→ フランケンシュタイナーというのが基本的な進め方になるわけで、要するにたくさんの敵が出てくる2面のエレベータ地帯とかはちょっと 厳しいです。

 打撃系で攻めていくと査定がちょっと厳しいし、つかみから中心だと多数の相手には厳しい……。そういうわけでなかなか玄人向けの キャラクタといえます。その代わりエンディングが大幅に変わりますので、好きこそ物のなんとやらといったところで、お好みならば 選んでいくのも結構かと思います。
 
  なお、「芸術点」といいますか……ステージクリア後の得点、ひいては1UPや体力回復に直結する右上の星印は、珍しい技で敵を倒すとポイントがたくさんもらえるわけで、そのめずらしい技ってなんだっ!   ということが気になってこのホームページをご覧になる方がいるかもしれないので、そっと教えちゃいましょう。

 ずばり、ザン・高原さんの場合は「殴りながら下とかを押していると」ポイントが高い技が出ます(ザン・高原ならいづな落とし)。敵を倒した時に星が2個増えたら成功ですので、これをバンバンやっていい得点を稼ぎ出しましょう。

 ただしローザの場合は打撃系でどれだけ攻めても、星1つしか増えません。どうすればいいの。打撃でダメならつかみ技ですよ。 相手をつかんだらレバーを下に入れて攻撃ボタンを乱打します。そうすると3発目でフランケンシュタイナーを繰り出し、星2つで高査定 を得られます。

 そしてマットの場合はどっちでもよく、殴ってればラグビーボールのように相手を空高く蹴飛ばし、つかめばタッチダウンのように地面に 叩きつけて、どっちにしてもレバーを下に入れて攻撃ボタン叩きまくってればそれでOKです。あと、さっきザン・高原は打撃系でと書きましたが、 レバーをニュートラルにして平手打ちを4回(音だけで判断すると)叩き込んでからレバー下+攻撃ボタンでいづな落としが出るので、ザン・高原 さんもよさそうです。

 それから、各ステージのボスを超必殺技で倒すと査定がグンとアップします。 どれくらい? 軽く10ポイントは上乗せになります。 特にステージ3はなかなか得点が稼ぎにくい場所なので、やらないよりはやった方がいい、というか、確実に1UPするためにも、一応、そこは やっておいた方がいいと思います。

 具体的な超必殺技について。

 ザン・高原の「斬気弾」(ジャンプ中に↓→攻撃ボタン。いわゆる「波動拳コマンド」なので、下から右まで大まかにぐるっと操作して やればいいです)は空中で気合をためて、それを一気に地面に放出します。そうすることで敵は全員吹っ飛び、体力のないやつはその場で血を吐いて絶命します。
 
 ローザ・フェルモンドの「アークセイバー」(ジャンプ中に←→攻撃ボタン)は、空中で両手を重ねて一気に解き放つと、突然 左右から光の波が来て全員吹っ飛ばされ、体力がないやつはその場で血を吐いて(後略)。

 マット・ゲーブルズの「マットボンバー」(ジャンプ中に↓↑攻撃ボタン)は空中で気合をためて、なおかつ両肩のブースターに 点火して、地面と空中を行ったり来たりしながら爆発したり体当たりしたりする、3人の中で一番激しい攻撃です。また攻撃判定が 出ている時間が非常に長く、ボス敵などはたとえば一度至近距離で発動して攻撃を当てたあと、うまくいくともう一度攻撃を与える ことが出来ます。なお体力がないやつはそ(後略)。

  あとは、強力な回復アイテムが目の前にあって、多少体力が減っても十分にいけると判断した時も使ってみていいかと思います。 また、お好みに合わせてプレイヤーキャラの人たちと一緒に叫ぶのもいいかもしれませんが、その時は回りに人がいないことを 確認してからの方がいいと思います。では……まっとぉぉぼんばあぁぁぁぁ!

2.こいつどうやって倒せばいいの? #1  (雑魚キャラ)
 
  ボスだけじゃなくて雑魚が強い――いや、場合によっては雑魚の方が強いんじゃねえかって言う時がしばしばある のがこのゲームの特徴です。ここでは、犬神が途中で突っかかった場所、突っかかった連中の倒し方をわかる限り、書 き連ねて行きたいと重います。

  その1  鬼に金棒、悪党にバット――マカク(バット持ってる人)

  こいつに何度ぶん殴られたことか……きっと、プレイした事がある方は思い当たりがあると思います。バット振り回し たり、バットで防御したり、遠くに離れて指差して笑ったり……すっごく嫌な奴。うかつに近付くとバットの餌食に合うので 1対1だったらダッシュ攻撃か、あるいはこの手のゲームのセオリィである、「X軸をずらしながら近付き、相手の懐に乗りこんで」 攻撃ボタン連打!  まあ10数発も殴り続ければガードしててもそれを破壊してダメージを与えられるので、連続攻撃を叩き込んで差し上げましょう。「オラオラオラオラ」とか言いながら殴ってもいいかもしれません。

  ただ、1対1で戦う機会は後半に行くとほとんどなくて、スライディング野郎とこいつ、族(珍走弾)のバイクとこいつお掃除ロボットとこいつ、果ては3人ぐらい同時に出てきてあちこちでバット振り回すなどということも。

 こういう時に「ええいっ、まとめて料理してやるぜっ!」などと言って、重なってるところを殴って数名を一気に片付けよ うとしてはいけません。そんなことをしたらほぼ確実にバットの餌食になり、指差して笑われて悔しい気分を味わうことに なるでしょう。だからこういう時は、時間はかかるけれども地道にダッシュ攻撃何度も何度も何度も倒し、相手がひと りになったら上記のやり方で殴り倒してあげましょう。

  なお最終ステージで生じる「お掃除ロボットとこいつ」の場合、どっちも穴に落っことすと言うやり方ですませられれば 確かに手早く方はつくのですが、ジャンプで落っことしたら自分もそのまま落ちちゃったとか、お掃除ロボットに掴まれてポイされたとか、そういう悲劇が生じるリスクが高いので、慎重派は黙って地道にダッシュ攻撃で片付けましょう。

  このダッシュ攻撃は相当に使えるので、マカクと同時に出て来ることが多いブラッド(スライディングとかしてくるやつ) を蹴散らす際にも使えるので、積極的に使っていきましょう。


 その2   手先つま先に光り物――フォックスとはさみまん

 この人の足はどうなっているんだろう……片足飛びでぴょんぴょん飛んできたかと思ったら、その足の先についてい る(ように犬神は錯覚していました)刃物でサクッと刺して来るこのフォックス(へそだし)も、まとめてやっつけようとする と、たまに2、3発食らってしまうことがあります。雑魚のダメージがどういうわけかやたらでかいこのゲームですから、や はり出来るだけダメージは受けたくないもの。そういうわけだから出来るだけひとりずつに分散させて(動き回るなどし て)から、やっつけて行くことにし他方がいいかと思われます。ただし連射に自信のある方は、相手に反撃の隙を与えさ せないほど連打してやっつけるという方法も「あり」だとは思います。それこそオラオラ、ですかね。

 そして、はさみまん(空飛ぶ刃物野郎)。まともに戦うとすごく強いです。相手の動きも結構速いので、知らないとかなり 痛い目を見ることになります。

 こいつは(最初は気付かなかったものの)空を飛んでいるうちにもダメージが与えられるので、とにかく攻撃をしかけ られる前に倒してしまうと言うのが理想ですが、なかなかそういうわけにも行かないもので……空から斜め下に急襲し て来たり、水平方向にジェットで急襲して来たりした場合はジャンプキックをしかけてもやられるので、特殊攻撃(ボタン 同時押し)を使って回避しましょう。きっとその方が圧倒的にダメージ少ないし、テンション的にも下がらなくていいでしょ う?(どうせなら攻めて体力減らしましょう)。また、このゲームの常として敵が「起きあがり攻め」をしかけてくること があるので、特殊攻撃ボタンを連打しておきましょう。恐らくこうやっていれば、きっと何とかなるはずです。

 と、書いてきたのですが、少なくともステージ2のエレベータ地帯等では電柱を使えば一撃で撃退せしめることが出来ます。  ジャンプしてからガツンとやれば楽勝です。ダメだぁー!

 その3   101匹モグラちゃん大集合――モグラリアン

  ステージ4に初登場するこの正体不明の人たちは、地面が爆発したかと思うといきなり飛び出してきて、熊の手みた いな鉄の爪でこっちの間合いの外からどついて来たり、回転アタックをしかけて来たりと、結構いやらしい攻撃をしてき ます。またもっともやらしい起きあがり攻撃をたくさんしかけてくるのもこの連中で、慣れないうちはこいつにしょっちゅう 虐殺されたものです。

  これは決定的な攻略法と言うわけではないのですが、とりあえず一撃でも通常ダメージを与えられる攻撃を食らわ せてやれば四散して速やかに死んでいただけるので、ダッシュ攻撃、あるいはダッシュジャンプ攻撃など、遠い間合い から一気に攻められる攻撃でやっつけてあげましょう。……また、回転アタック中にもどうやら攻撃出来るみたいな ので、出てきたら速やかに撃破するよう心がけたいものです。そして起きあがりを攻められそうになったら、はさみまん と同じようにボタン連打で切り抜けることにしましょう。

 ただ、正直なところ向こうの攻撃の方がリーチが長く、サクサク刺されてそのまま1ミスしてしまう場合も多々あるので、複数匹 重なったところで必殺技(地面に足をつけて攻撃ボタン・ジャンプボタン同時押し)を繰り出せば一掃出来ます。もちろんちょっと 体力は減ってしまいますが、「モグラの変なのにやられるよりはマシでしょ」(SFC版取扱説明書より:ローザさん語る)。

 
 その4     集団暴走行為禁止違反野郎――ベネット

  どちらかというとこの人たちはメガドライブで出ていた、セガの名作ゲーム「ベアナックル」のイメージが強いんですっ が、どっちが先なのかわからないのでさておき、バイクで突っ込んでくるやつらです。こっちは歩いているのにバイクで 突っ込んでくるなんてずるいじゃねえか、などと言ってみたいもののやつらに法は通用しないので、とにかく叩きのめす 方法を考えましょう。

  まず意外だったのは、ライダーを攻撃しなくてもバイクを直接攻撃すればいいと言うことでした。だから最初の少な いうちはダッシュ攻撃で蹴散らしてやればいいわけですね。またローザなどならばジャブで押し返すと言う荒業も可能 ですが、相当連射速度が速くないとひき殺される可能性が高いので気をつけましょう。ただし時々1発や2発で死なない 人もいて、生きたまま画面外に押し出してしまう人もいるので注意しましょう。

  ……こういう時は一度ダッシュで反対側の画面端まで走って逃げて、同じようにダッシュ攻撃で撃破しましょう。このさいとりあえずX軸を頑張って合わせようとす ると、スピードが合わなくて跳ね飛ばされると言う悲劇が生じることもあるので、すれ違うことも考慮してどんどん攻撃して行きましょう。 すれ違ってもダメージは受けないけど、跳ね飛ばされたら結構痛い……というわけですね。先述したようにこのゲーム、ダメージがいちいち大きいので気をつけましょう。

  なお、先述したように「バット野郎」マカクと同時に出て来ることがあります。そうすると、マカクを倒しにいくとバイクに 跳ね飛ばされ、バイクにあまり注意し過ぎるとバットで殴り飛ばされて指差されて笑われると言うことになるので、とにも かくにもバイク最優先でやっちゃって、そのあとゆっくりとセオリィにのっとってマカクを倒しましょう。

  総論:連続攻撃とヒットアンドアウェイ

  このゲームはやたらと雑魚が出てくるゲームです。しかもそうそうサクサク死んで頂けるものではなく、結構これが強 いのだからたまらない。だから連続攻撃とヒットアンドアウェイをうまく使い分けてやらなくちゃならないわけですね。で、 どう言う風に使い分けるかというと、まあ、基本的に敵が多ければダッシュ攻撃などでチクチク攻撃して行くのが無難と 言えるのではないでしょうか。少なくとも犬神はそうやってクリアしたので、そう書いておきますね。では、次はボス編です。

 3.こいつどうやって倒せばいいの? #2  (ボスキャラ)

  タイトルにもなったこのセリフは、犬神がプレイ中に何度となく口にした言葉です。あまりの強さに憤慨したり、それを 通り越してしょんぼりして言ってみたり……。しかしながら人間というのは成功よりも失敗から学ぶことの方が多いとジョ ルノ・ジョバァーナも語っているように、そういった度重なる敗北から少しずつ「こつ」を引き出して行くわけですね。そう いうわけで、犬神流の倒し方を紹介します。ご参考していただければ……。
 
  その1:低機動家政ドロイド・パークス

 元お手伝いロボットだそうですが、こんな筋骨隆々のマッチョな彼が、果たしてどこの家でお手伝いをしていたのでし ょうか。なんて言うことはさておき、1面のボスはこいつです。特徴はまあ、あえて言えば「伸びる腕」ですが、これは横 軸をずらしながら近付いて懐に飛びこんでボタン連打! であっさりと勝てます。問題はそのあと、アンドロイドからなん だかターミネーターみたいな、機械肌剥き出しのロボットになったあとですね。

 ひとまずステージ1の右端にはなんだか恐ろしいごみ処理機があり、メーターが上まで行くとズドーンと重たい重たい 鉄の塊が落っこちてきて、プレスするわけで、もちろん人間がこんなところにいたらひとたまりもないわけですが、さすが のこのロボットもひとたまりもないようで、蹴飛ばすなり何なりして突き落としてやればあっけなくステージクリアとなりま す。まあ、頑張って脱出しようとするのでゲージが半分以上たまったら、脱出する暇もなく圧死するかと思うので、その あたりはうまいことタイミングを計ってくださいね。

  ただしスコアを稼ぎたいという方は、最初の方に書いたやり方で、あえて落っことさないようにしつつ星2つを稼ぎまくるという  手段もまたありかと思われます(たいてい、その途中でつもりはなくても落っこちちゃってクリアになるんですけどね……)。

  その2:怪力肥満女神・フランソワーズ

  ステージ2のボスは、えー……どうやら人間のようです。かろうじて人間のようですね。また女性のようです。ただ、そ の、ちょっと体格が……おーこわ。

  雑魚が強いこのゲームだけに、ボスもかなり強いのが特徴です。このボスはどういうわけか時分の身の丈ほどもあ るドリルを背負っており、それの柄の部分で殴りつけて来たり(少なくとも犬神にはそう見えました、ちなみにこの攻撃は すげえ痛いし、割とよく食らうので注意!)、ドリルで床を掘ってフォックス(先述)やバイクを落っことして攻撃してきま す。ちなみに体力が半分以下になると泣き喚きながら画面中を走りまわります(……)。

  このボス、何が嫌かってこちらが近付くとそれ以上のスピードで間合いを開けてくる――つまり後ろに逃げるわけ で、大抵の場合足の遅いこちらはなかなか追い着けず、ようやく近付いても柄の部分でガツンと殴られてダメージを与 えられない、なんていう場合がしばしば生じてしまいました。

 ――しかしながら、これはこの手のゲームほとんどに共通 するセオリィですが、どうも横軸をずらしたまま近付き、こちらの攻撃が当たるように軸を揃えて1秒以内に攻撃を仕掛 ければ、ヒットするらしいということがおぼろげながら掴めてまいりました。つまりある程度、度胸とタイミングが重要にな ってくるわけですね。

  でも一発でも入ったら(後ろにフォックスがいない限り)連続攻撃が入るので、出来る限りでかいダメージを与えるよ う心がけましょう。

  また先述したように、この人は半分以上体力を減らすと泣き喚きながら画面中を駆けずり回ります。とりあえず逃げ ることがないのでラッキーといえばラッキーなのですが、相手の移動速度がやたらと速く、いきなり近付かれてガツンと やられることもしばしばあり、注意が必要です。まあ、うまい具合に斜めから近付いて連続技を当てるように心がけ、逃 げきれないようだったらダッシュ攻撃でダウンさせましょう。かなりの高確率で入ります。

  攻撃を当てるのが、最初はちょっと難しいかもしれませんが、常に斜めから進入して攻撃をしかける努力をしていれ ばそのうちコツがつかめるのではないかと思います。とりあえず「まっ、多少やられてもいいや」くらいの気持ちでガンガ ンアタックして行きましょう。
  
  追記(2007年3月):……と、いろいろ書いてきましたが、実はダッシュ攻撃だけで勝てます。特にマットは遠くから走っていって、自分の タイミングで体当たりを繰り出すことが出来るので、割とタイミングが図りやすくて簡単です。なおアーケード版ではこれ一本で いいのですが、スーファミ版では反撃を食らうことが結構あるので、やっぱり上記のやり方になるのかなぁ。


  その3:肉体改造狂・地底派――モグラリアンβ

  モグラの大将。いよいよ人間なのかどうなのか、怪しい人がやって来ました。だっていきなり爆発した地面から出てく るんですよ、一体どういう構造になってるんでしょうか。……まあ、それはさておき、攻略のアドバイスをひとつ。

  まずこいつが地面から出てきた時(コンニチハー!)とかもぐった時(サヨナラー!)の爆風にも当たり判定があります。だからうかつにダッシュ攻撃なんかを仕掛 けると見るも無惨な有様になるので気をつけましょう。また第一段階のこいつの攻撃はなかなか間合いが広く、爆発が 収まったからと思って近付いたところ振り回した腕に当たってしまった(ハラキリー!)、なんていうことも一度や二度ではございません。 ある程度の攻略方法をつかんだ(つもり)の現在でも、たまに食らってしまいます。

  で、どうすりゃいいかっていうと、やっぱり「斜めから近付いて連続攻撃」を仕掛けるのが一番 なのですね。逆に言うと、ほとんどこれだけで勝てます。少なくとも第一段階は。

  第二段階というのは、とりあえず体力がある程度減ってからのことです。しょっちゅう潜ったり出てきたりを繰り返し つつ、アームバルカンみたいなものを掃射したりするようになる段階があると思いますが、この時は殴ろうと思っても一 発食らっただけですぐに地面に潜ってしまい、下手すれば爆風でダメージを受けてしまうので殴るのではなく、つかみ にかかりましょう。また、つかみかかるにもやはり斜め下で待機し、アームバルカンを一通り打ち終えた直後につかむ と割合成功率が高かったです。この辺りもある程度、「慣れ」が必要なので、ひとまず参考程度に。

 マットとローザの場合、運がよければ超必殺技を出した時、1回の技で2回ヒットすることがありますので、敵の体力がゲージ半分以下になったら 出してみるのもいいかもしれません。もしも体力に余裕があれば、2回出すつもりでやってもいいのでしょうが、もしもそれで倒せない時は 体力が限りなくゼロに近いので、相当厳しいでしょうが……。

  その4:最終魔術男爵:バルバロッチ

 男爵だそうです。この人の登場シーンではいきなり彼方から印刷所のペーパーみたいにどでかい赤じゅうたんがゴロ ゴローッと転がって来たかと思うと妙な格好をした人がドカーンと、爆風の中から現れて戦いになる……というわけで、 果たしてこの人が人間なのかそうじゃないのか? よくわかりません……。

  攻撃パターンとしては、気合いをじゅうたんにぶつけて波を起こしてそれをぶつける攻撃、マントの下から出てくる、 ボクシンググローブがついたマジックハンドみたいなやつでドついて来る、同じくマントの下から出てくるドラゴンの首から吐き掛けられる炎、などがありますが、じゅうたんの上に乗っていなければ波は飛んで来ないし(飛んで来ても意味は ないし)、ドラゴンの炎もめったに出て来ることはなく、もっぱらパンチ攻撃でやられると思います。

  ――またこれ以外に、ダウンさせるといきなり体をコマみたいに回転させながら突っ込んでくるというよくわかんない攻撃なんかもしか けてきます(殿馬の「白鳥の湖」みたい)。

 ……実はこれについては、まだ完全なパターン攻略は出来ていません(他のもそうですけど)。だから、横軸をずら して近付きつつ一気に懐に飛びこんで……という当たり前のやり方しかないんですよ、方法が。とはいえそれだけじゃ あまりにもあまりですから、犬神がどうやったかだけでも書いておきますね。

 動きをよく見てみると、移動速度は結構速いのですが、少し下がって立ち止まって、というのを 繰り返すのが特徴的です。だから横軸がいっしょにならないよう気をつけていけば、一気に近づくのは意外と簡単です。で、 打撃系で攻めるよりはつかんで攻撃→投げというパターンが割と安定します。

 とはいえ、当然ながら向こうも横軸を合わせようとするので、歩いていくとチャンピオングローブ(出典:ドラえもん)で殴られます。 また、そうかといって横軸を合わせた状態でダッシュ攻撃をすると驚異の速度でバックステップをし、「Fire!」とマントの下から ドラゴンの首を出し、炎を吐きかけてきます。

 そのため、一歩進んで「どうやって近づけばいいのか」といえば、「横軸をずらした状態でダッシュ攻撃」または「ダッシュジャンプ攻撃」 を繰り出していけばそこそこいけます。また、ダッシュジャンプ攻撃であればそのまま攻撃を食らわしても結構当たりますので、マット のように攻撃力が高いキャラであれば、比較的安全に攻め続けることが出来ます。

 移動について補足しますと、歩いて移動するほかに、突然爆発して別な場所に現れるというイリュージョン振りを披露することが あります。これをやられると、せっかく近づいてもすごく離れたところに逃げられて……と、攻めあぐねてしまう可能性もありますが、 一方でいきなり自分の近くに現れることもあるわけで、そうなると当然つかみ攻撃のチャンスとなります。

 姿が消えてからまた姿が現れるまで、およそ1秒前後あるような感じがするので、画面から消えたらちょっと気を抜き、どこに 現れても対応できるこころ構えで迎え撃てば、かなり有利に進められるのではないでしょうか。とりあえず横軸の同一線上で近くに 現れたら上下に移動して逃げて、縦軸の同一線上で近くに現れたら逆に近づいてつかみ攻撃、コレ最強。
 
 そしてコマみたいな回転アタックはダッシュ攻撃で対処していました。――とりあえず武器も何にもないから、積極的に近付いて行くしかないわけで、最初はこの人でクレジットを 使いきるかもしれないけれど、それでもまあ……くじけずに頑張ってみてください。一応、今日(07年3月16日)は マットで、このやり方で倒すことが出来ました。実は1クレジットで、なおかつ人数もデフォルトのままでバルバロッチ男爵を倒したのは 初めてでした。いいのかそんなやつが攻略なんてうそぶいてて。

 
 その5:最強極悪正体不明親父:クレイボーン博士(だったもの?)

  諸悪の根源、プラス驚異的科学者。爆心地をアジトにして「クレイボーン爆弾」なんていう超磁力爆弾(らしい、が、 具体的にどんなものなのかは不明)を作り、「これを落とせば人がいっぱい死んで、それはそれはステキなことだろうね え」などということをおっしゃるマッドサイエンティシズム爆発なじいさん。最終決戦はこのじいさんが所有する爆撃ヘリの 中で行われるのですが、実際の決戦の前に。

 
 まず、これでもかというほどの大量の敵を惨殺したあと、画面の後ろで博士がハンドルを動かし、クレイボーン爆弾を投下しようと しているので、とにもかくにも爆弾投下を阻止しなければなりません。どうやって。とにかく攻撃を加えてください。この時点では普通の じいさんなので、すぐに逃げます。間に合わずに投下されると……。

 そのあと、逃げたじいさんを追いかけていくと戦う前になんと自分(及び自分の仲間たち)のクローンと戦わなければなりません。

  彼らはクローンですから、こちらと同じ攻撃をするのですが、体力が(メーターがないせいか)常識外れにあるよ うに思われます。もう、いくら攻撃しても全然倒れてくれないんです。しかも、相手の攻撃は単調ではあるものの、ふたり 同時に攻めたてられると少々厄介なもので、ここで何名かはやられても仕方がないものと思いましょう。

  それでも出来るだけ被害を大きくしたくない人は、もうダッシュ攻撃で地道に体力を削るしかないでしょう。ただしそれだとタイムアウトになる危険性もあるから、 やはり積極的に攻めなければならず……ある意味ここがラストよりもつらい場所でした。

 一応、もう少し書きます。マットは基本的に動きが遅いので、一気にこちらからラッシュで押し切ることも可能です。ただ、これは後の 2人にも言えることですが、ラッシュをかけても途中でジャンプでなぜか逃げられてしまうので、逃げられたら素直にこちらも距離をおいて ダッシュ攻撃か何かでまたチャンスをうかがいながら……とした方がいいです。

そのあと、ザン&ローザは2人同時に攻めてきます。何が大変かって、2人同時に攻めてくるから大変なんですよ。先ほども申し上げたように ラッシュで一気に押し切れないので、結局ダッシュ攻撃やジャンプ攻撃でコツコツとダメージを与えていくしかないわけであって、一気に 攻めるとすればもはや残機押しパターンと割り切って超必殺技連発するしかありません。そうすれば確実にダメージが与えられるので、 「とにかくオレ(私)はエンディングが見たいんです」という方は、そうするのもいいのかなと思います。
 
 ……で、文字通りの死闘の末にクローンを撃退すると、いよいよクレイボーン博士との直接対決!  見た感じ背が 小さくてしかも体つきも華奢そうで更に言えばじいさんだから、こりゃあ楽勝かなあ?  と思いきやこのじいさん、いき なり画面上部にある謎の機械に自ら飛びこんじゃうんですよ。そして、おっ、なんだなんだ?  と思っているうちに、な ぜか機械が爆発し――出てきたのは正体不明の、文字通り「異形」の存在だったのでした……。

  この異形の存在はどういう攻撃を仕掛けてくるのかというと、まず象の鼻みたいなもので直接殴りつけてくる攻撃、 また背中から謎の発光体をぶつけてくる攻撃、そして(これはまだ1度しか見たことないのですが)虫のようなミサイルを 飛ばしてくる攻撃、と、このようなラインナップになっております。

  まず、くれぐれも正面から近づかないこと。この人の象の鼻はイメージ通り射程範囲が長く、しかもダメージは最 大(ミサイルのダメージがわからないので、現段階では)なので、絶対にくらいたくない攻撃です。そういうわけなので、 やはりセオリーにしたがって横軸をずらしながら近付き、相手の攻撃の直後にこちらが近付き連続攻撃……というのが 理想ですね。

  また発光体は食らってもそれほど極端にダメージが大きいわけではないのですが、ダウンしてしまい、攻撃が遅れ るので出来るだけくらいたくないのですが、見てかわせるようなものでは(少なくとも犬神的には)ないので、むしろ相手 がその攻撃をしかける素振りを見せたら近付いて連続攻撃!  そして相手に攻撃を出させないこと!――案外これ がいいのかもしれませんね。
 
 ただ、そうはいっても実際にやってみるとかなり大変なんですよね。特に大変なのは、やっぱり発光体を撃ちだして来る時かな。…… ひとつの作戦としては、必殺技を相手に当たらないように繰り出してやることで、モーション中は無敵になるのでやりすごし、相手の技の 終わり際に近づいて……というのがあるのかと思いますが、結構それも難しいし……。

 最後の手段としては、やっぱり残機押しになっちゃうのかなあ。まあ、残機・コンティニュー残り数に余裕があって、「エンディングが 見たいんです安西先生」というのであれば、そういう方法もあります。その場合、難易度はほとんど地平線と同じくらいの高さまで 下がります。正確にコマンドさえ入力できれば目をつぶってでもクリア出来ます。

  ひとまず以上のようなパターンで、どうにかクリアは可能かと思われます。ラスボスまでにある程度、残り人数がスト ックされていることが理想ですね。気持ち的にもある程度の余裕が出て来ますし。さあ、博士(だったもの)を倒したらいよいよ感動のエンディングです! ちなみにバッドエンドもありだから、初めての方は気をつけましょう。

 4.彼女のお尻はくない   (コラム)

  「鉄ゲツ女だっ、鉄ゲツ女が来たぞおおおっ!」
  核の炎に包まれた街に巣食う者たちがそう叫び声をあげる時、確かに「彼女」はそこにいた。
  そして彼女は――どこか悲しみを帯びた瞳の彼女は、彼らに言い放つ――
  「そうよ、私のケツは鉄だわ……だから私の尻は……私の尻は軽くはないのよ!」
(以上、1992年7月発行『ドラゴンフライ』より)

  そう、ローザの鉄ゲツ……じゃなくてヒップアタック、いやいや「ばんぷー」攻撃は、普通に出しても相手はぶっ飛ぶ。 ダッシュして出せば更にぶっ飛ぶ。未だにどうして普通に飛び蹴りじゃなかったのか、ほんの少しだけ疑問です。いや、考えるな! 感じろ!

  このゲームが出た1992年、犬神は小学5年生でした。

  当時、うちの小学校は(今の小学校はどうなのでしょう)ゲーセンに保護者同伴じゃない場合に行くことが禁じられていたのですが、それでもこっそり とデパートの中にあるゲーセンにいき、『ストリートファイターUダッシュ』などをドキドキしながらやったものでした。そし て同じゲーセンの中にあったのが、この『アンダーカバーコップス』でした。

  ただ、当時はなにぶんにもゲーム歴が浅く、その割にこのゲームの難易度は暴力的なほどに高く、全然クリアする ことが出来ずにやめてしまいました。――しかしながらそのゲームの記憶、ゲームのキャラクタ、ゲームの世界観だけ は犬神の脳に焼き付き、この10年間ずっと離れることがなかったのでした。

  最近は次々と、10年前にクリアできなかったゲームをクリアしています。『スーパースターソルジャー』とか、『レッキ ングクルー』とか、『ロードランナー』とか(ただし後者2つは、「当時よりはある程度先に進めるようになった」という意味 合いであり、まだコンプリートは程遠いという状況です)。そしてこの『アンダーカバーコップス』……。
  
  「ドラゴンフライ」というのはアイレムファンクラブの会報誌です。どこかで詳しく触れたので犬神個人のお話はさてお き、ちょうど出たばっかりの頃のお話が同誌に掲載されております。プロデューサー、プログラマー、グラフィック、声優 さん、などなど。

 ……果たして100パーセント信じこんでいいのかどうかわかりませんが、とにかくえれえ難産というか、 異様なほど作りこまれたゲームだったみたいですね。そして完成したゲームはというとマグロをかついだり 地面と空中をドッカンバッカン行き来したり、お尻で相手をぶっ飛ばしたりなんだり。もうむちゃくちゃ。
 
 それでも――あるいはそれだからこそ?このゲームは犬神、やりこんでいきます。そしてやったらやったで新しい発見 があるでしょう。そうしたらまたこのテキストを書き改めるので、その時はまたよろしくお願いします。





 ということで、ざっと見直して、読みにくい文章を推敲し、実際にその後に身に付けたテクニック? を書きました。ステージ4 とステージ5のボスについては、これ以上の攻略パターンがまだ見つかっていないので、ずいぶんと大まかな書き方ですが、まあ、 自己流のスタイルの「手がかり」になればひとまず十分なのかなというレベルです。

 本当は「日常でも使えるアンダーカバーコップス語録」とか、そういったファンページっぽいこともやろうかと思いましたが、そうやって ウケを狙うのはよほどのセンスがなければ成功しないだろうから、やめました。もちろん個人的に、たとえばおいしいものを食べた時に 「デリシャス!」と感嘆したり、失敗してにっちもさっちも行かない時に「ダメだぁー!」と絶叫したりしているのですが。

 ともかく、かつての「好きなゲームのことを好き放題しゃべっています」的なコンセプトから、「完璧じゃないけど、こここうすれば いいんじゃないのかな」的な、チラシの裏ページから使い込まれたメモ帳へと、軌道修正を図っているところです。

 たとえばある人が何かゲームをやろうとして、実際にやってみる。どうもうまくいかない。それで検索してみる。そうすると何か、 そのゲームに関する情報があった。見てみた。……そこに書かれていたのは1行〜数行のつまらないレビューであり、 または箸にも棒にもかからないけなし記事であり、もっとひどいのになると、どこで仕入れたかわからないウソ記事だった。

 そういうのを何度も見ているうちに結局、自分でやりこんでパターンを見つけるしかないのかな、と思いました。そうやってこのゲーム をやりこみ、自分の体験をそのまま言葉にしたのが、ここです。攻略の役に立つか立たないかわからないですが、ひとつ言えることは、 「嘘はひとつもない」ということです。

 たくさんの人に見られているという自負もありますし、きちんとした文章で確かなことだけを書いていく。これまで書いてきたレビュー も、そういうコンセプトのもと、ちょっとづつ軌道修正していきたいと思っております。そういうわけで皆様、いったんトップページに 戻ってカウンタを踏んでください。そうすればもっと書きますから(笑)。


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