私と「ヘイヘイヘ〜イ!」――「RAIL CHASE」論 『レイルチェイス』筐体。


 ……いきなり何を言ってるんじゃ、という方もいるかもしれませんが、ちょっと前のゲーセンに通っていた方であれば一回くらいは 聞いたことがあるんではないでしょうか。陽気な外国人男性のこの雄叫びを……。
 ではこの雄叫びの発生源はセガの『レイルチェイス』というゲームであることをご存知の方はどれほどいるのでしょうか。ジェットコースターの座席を 切り離したような筐体に『アフターバーナー』と同じ操縦桿、ゲームの内容にあわせて椅子が傾いたりするビッグサンダーマウンテンなおもしろ筐体で 何やらカップルに人気があったそうです(もっとも、犬神には一緒にやってくれる女の子なんていなかったけれど……)。
 ……失礼いたしました。本当はビッグサンダーマウンテンってのも乗ったことないんですけどね、まあとりあえずこのゲームは大好きでした。ある デパートのゲームコーナーの片隅にひっそりと在り続けたその筐体に、小学生の犬神は猫まっしぐらに駆け出し、やったものです。
 1991年に発売されたこのゲームは、考古学者サムとその助手メアリが麻薬組織マドー団に奪われた村の宝をアジト(洞窟)から取り戻し、 帰ろうとしたところ突然起こった地震! 思わずサムはその宝を穴の中へ落としてしまった。すぐに追いかけてその穴に飛び込むサムとメアリ。 宝の落ちたのはマドー団の資材運搬用のトロッコだった! そしてふたりは組織の追っ手と戦いながら村へと脱出を目指す……。
 と、まあそんな感じのストーリーです(一部脚色あり)。こちらの武器は弾数無制限のマシンガンで、画面に出る照準で襲い来る敵たちをなぎ倒し どんどん逃げていきます。基本的にトロッコですので操縦する必要はなく、どこまでもどこまでも突っ走っていきます。とはいえ時々分岐スイッチがあり、そ れによってコースが変わったりするのですが、溶岩がボコボコしてるところの上を走ったり、鍾乳石のツララが落っこちて来たり、 はたまた線路がいきなりなくなってひっくり返ってまた線路に戻ったりと、まさに気分はインディーでジョーンズ です。
 ただ脱出するだけでも大変だというのに、相手は凶悪な麻薬組織であるから攻撃も激しいです。アラビアっぽい人が飛びついてくるし、イギリスっぽい 人もやってくるし、「REX 恐竜物語」……よりは『ダイハード2』の方がいいかな、見てないけど。それっぽいシーンもあります。
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……どこにどう線路があるのでしょう?







 そしてエリアごとに出てくるボスみたいなのがいます。基本的にこちらのライフがなくなると追いつかれて、様々なトドメを食らいゲームオーバーと なるわけですが、このボスがまた印象的でした。1面はホッケーのマスク(いわゆる『ジェイソン』のアレですね)をつけた半裸(全裸……いや、そんな ばかな)の3人組の男たちで離れているとダイナマイトを投げてきて、トドメは金槌で殴りつけてきます。また2面は遠距離では投石器、トドメは火炎 放射器と、なんかいきなりパワーアップしたトロッコに乗ってきます。で、3面は……とどめを刺された時のことしか覚えてないや。なんか女の人に 拳銃で射殺されたような気がします。
 何やらFinalBurnとかいうエミュレータで遊ぶことが出来るとかと聞きましたが、あいにくとそういうことには詳しくないもので、今のところ12年くらい前の 記憶をたどるしかなく――そのため記憶もおぼろな状況です。あれから大分経ち、今ではもうどこでもこの筐体を見かけることがありませんが、犬神に とってはひそかに名作です。続編も出ましたがやはり初代の方がずっと面白かったです。今でも自転車で下り道とかを疾走する時「ヘイヘイヘ〜イ!」 とかと言ってしまいます。
 探してみてもなかなかまとまった形でのコラムが見つからなかったので、自分で書いてしまいました。またやりたいなあ。いつ出会ってもいいように、 お金と心の準備をしておこうっと。




じゃ、またさっきのところに戻るとするか 




 




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