イィースワァーット。
 私とデューク・オダ――E-SWAT論



 ※ このゲームに関しては、改めて記事を書きました。よろしければこちらもどうぞ。




 突然ですが私は『ロボコップ』が結構好きでした。
 舞台はアメリカのデトロイト。凶悪犯罪グループの捜査中、非道な犯罪グループのボスであるクラレンス・ボディッカー(そんな名前だったと)に よって無残にも殉職しそうになったマーフィー巡査……しかし彼はオムニ社のスーパーテクノロジーによって、鋼鉄のボディを持つ無敵のロボ戦士 『ロボコップ』として生まれ変わった!
 ターミネーターと同じ位、この映画は好きなのですが、「1」はどうも見るに忍びない。いや映画の作りとしてはかなりよく出来てるとは思うのですが、 やはり見ていてちょっとつらい(心情的に)部分も多々あり、最近はあまり見ていませんが、ともあれいい映画です。ターミネーターと違って、少し人間 くさいところがポイントでしょうか。
 で、なんでいきなりこんな話なのかというと、今回レヴューを書く「E-SWAT」というゲームが、まさにそれ。もろにそれ。『違う』という人も多々いるかとは 思われますが、犬神にしてみればどうしても切り離せないイメージなんですよね。というわけで、今回はこれ。

 E-SWATというゲームをご存知の方は……どれほどいるのでしょうか。古参のセガファンであればご存知ではないかと思います。これは1989年に システム16という、結構名作がたくさん出ている基板用に作られた横スクロールアクションゲームです。まぁ、拳銃で悪党どもをやっつけて、ラストに 指名手配中の凶悪犯を逮捕する……というものですが、犬神はこちらのアーケード版は未プレイなのでちょっとおいといて、なぜかイマイチ人気の 薄いメガドライブ版をメインに取り扱います。がっかりしないで、一応ご覧ください。

 近未来の某A国にはびこる巨大な犯罪組織「EYE」――それに立ち向かうべく某A国の警察官デューク・オダ巡査はE-SWAT隊に入隊 した。このE-SWAT隊は某A国の科学の粋を集めた特殊強化装甲服「NEW ICE」を着用し、通常の人間が太刀打ちできないような超兵器たちに 立ち向かう勇敢なチームである。
 しかしこのNEW ICEはいかんせん高価で、またごくわずかな分しかないため、まだどの隊員に支給するか上層部も考えあぐねていた。
 そんな中、武装ヘリなどを擁するEYEの組織員たちが市街地を占拠し凶悪な犯罪活動をしているという通報が入った。デューク・オダ、出動だ!

 ……というわけで、最初の2ステージはこのデューク・オダ巡査は拳銃一丁で大勢の犯罪者どもに戦いを挑みます。アーケード版では弾数制限が あったそうですが、メガドライブ版ではありませんので、バンバン遠慮無く撃ちましょう。
 1面はストーリーでも語られているように、市街地のようです。敵はライフルやら拳銃やらで武装し、妙な機械もいますが、それほど極端に難しい わけではありません。基本的には撃たれる前に撃ち、それが出来ない場合は見てかわすか、決死の覚悟で飛び込んでしまいましょう。4発までは 耐えられるようです。すごい!
 で、ある程度進むといきなりエレベーターが高速で降下を始めます。狼狽する暇も無く上空から強襲する武装ヘリ! デューク・オダ危うし!! ……かというと、まあ10回もやればパターンも見えてきます。最初に上空で旋回している時は、ヘリの少し前に弾を置くような気持ちで撃つと結構 当たります。そのあと上空からバルカン砲を撃ってくるのでこれは確実にかわし、斜めに突っ込んでくるのも無理して攻撃しようとせずにかわします。 そうすると今度は下からゆっくりとあがってきて、水平にバルカン砲を発射してきますが、ここで連射すると、うまく行くと攻撃を受ける前にやっつけられます。 もしそれが無理でもライフに余裕があれば構わず撃ちまくりましょう。これで1面クリアーです。
 2面は打って変わって刑務所です。EYEは凶悪犯ばかりが収容されている立体刑務所を襲撃してきた。現場に駆けつけたデューク・オダは、 移動用の足場に乗ってそこかしこにいる凶悪犯、および勝手に作動してしまった防衛システムの銃座を相手に死闘を繰り広げる……。
 ここは最初はきっと迷うかと思われます。手短に言いますと、ゲームが開始したら最初の交差点を上に行き、一番上まで行ったら今度は一番右に 行きましょう。要するに一番右上の牢屋から侵入します。その途中、防衛システムにぶっつかるかもしれませんが、面倒くさければそのまま突っ込んで 構いません。  さて右上の牢屋から入ったら、左へ行きます。途中、1面でも出てきたライフル男や鉄球を振り回す偉丈夫なジェイソンはすべて確実に銃殺する ようにしましょう。なおジェイソンは4発で爆発します。
 一番左まで行くと切れ目がありますが、そこから下の階に降りることが出来ます。これを繰り返し、「→GO」と表示されているところから右に行きます。 万が一ここで落ちると、この一連の作業をもう一度やらなければなりません。ちょっとつらいです。気をつけましょう。
 ここのボスは2人同時に現れます。攻略は、ちょっと心もとないような、未完成なものなのですが一応無いよりはましかと思われるので書きます。
 え〜と、まずボスが降りてきたらば右端か左端に移動しましょう。そして何度かジャンプした後弾を打ってきますので、これはタイミングよくジャンプ してかわしてください(ここはある程度、どうしても慣れが必要です)。で、あとはボスの方に向けてしゃがみながら連射&連射!!! ボスに体当たり されるとか、そういうことで余計にダメージを受けない限り、ライフひとつ残してどうにかなりました。もっといい方法がある、という方はどなたか教えて ください。


 さてさて、ここからがいよいよ本番です。
 輝かしい実績を上げ、それが上層部に認められたデューク・オダ巡査はついに「NEW ICE」着用を許可されます。なんだかアメリカ陸軍がつくって いたような装甲服に身を固め、耐久力も大幅アップ! 更に背中のバーナーで空を飛んだり様々な特殊兵器(連射式のマシンガン、溜め撃ちが 出来るプラズマ砲、地面を這っていくミサイル、画面中すべての敵にダメージを与えるファイアー)を使えるようになったり、もう比べ物にならないくらい パワーアップします。
 そしてそれにともない捜査もいよいよ危険が増してきます。相手も巨大メカだったり同じように装甲服に身を固めた男だったり。残念ながらここから 先は犬神もまだあんまり到達したことが無いので詳しくはよくわからないのですが、とりあえずかっこいいですね。ちなみにジャンプボタンをず〜っと 押しっぱなしにすると空を飛べます。これを使わないと先に進めない場所もあるので覚えておきましょう。


 といったわけで、後半部分にはさっぱり触れていませんが、E-SWATというのはこういうゲームです。難易度は結構高めですが、パターンを覚えれば そうでもないという方もたくさんいらっしゃいます。私はパターンが覚えられない一平太タイプなので結構きついです。
 でも、とりあえず3面まで行ければもう、この装甲服の魅力のとりことなってしまうのではないでしょうか。え? しょぼい? ……んなことないですって。 とりあえず機会があったら、一度プレイしてみてはいかがでしょうか。ちなみにマスターシステムでも出ていたそうですが、海外では、日本ならメガドライブ で出ているのもマスターシステムで出したりするようなことがしょっちゅうですから、ひょっとすると海外版なのでしょうか。よくわかりませぬ。
 最後に。タイトルコールをひとつ……「いぃーすわぁーっと」。
 このタイトルコールが妙に気に入ってしまった犬神は、やはり奇特かもしれませんね。    

 

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